研究施設

睡眠・生体リズム研究・治療ユニット

  • ユニット全体が人工気象室であり、室温、湿度、照度、騒音を厳密に制御して、同時に6人の被験者(患者、治験参加者)が長期間生活できるように設計されています。
  • 本ユニットは、睡眠・生体リズムの制御メカニズム解明のための基盤研究、臨床研究、新薬治験、睡眠障害の診断や時間療法など多様な目的に使用されています。
  • ユニット内では睡眠ポリグラフ検査、覚醒水準や精神運動機能試験、自律神経機能やホルモン定量試験などさまざまな睡眠研究が実施可能です。

リビングルーム+光照射装置




  • 幅8.7m、奥行き7.8m、天井高さ2.5m
  • コントロール室にある空調制御装置により、室温(20~30℃の範囲で±0.5℃の精度)、湿度(40~60%RHの範囲で±2.5%の精度)を制御できます。
  • 騒音レベルは50dB(静かな事務所~普通の会話程度)以下であり、外部の音は遮断され全く聞こえません。
  • 光照度は0~2,500ルクスの範囲で無段階に調節できる。高照度光照射・治療装置の前では最大15,000ルクスになります。
  • テレメトリー生体情報収集システム用アンテナ、赤外線ビデオカメラ、コントロールルームとのインターフォン等が設置されています。

検査室

  • 幅2.5m、奥行き2.5m、天井高さ2.1m
  • ベッド、デスク、椅子の他に、ポリグラフ計測システム用アンプ、テレメトリー生体情報収集システム用アンテナ、赤外線ビデオカメラ、認知機能検査用のPCシステムが設置されています。

 

コントロールルーム

  • 検査室内で行うポリグラフ信号(脳波、心電図、筋電図、呼吸、酸素飽和度、いびき音、体位等)は、コントロールルーム内の6台の脳波計に送られ、赤外線ビデオカメラによって撮影された室内のビデオ映像・音声とともにハードディスク上に記録されます。
  • 被験者(患者)の深部体温、体表温、心拍数は携帯型の テレメトリー生体情報収集システムより電波で送信され、実験室内7カ所に設置されたアンテナで受信し、コントロールルーム内で表示・記録することができます。

遺伝子研究・生化学研究

  • 睡眠障害、生体リズム障害の病態研究のため、被験者(患者)から採取された血液、皮膚、尿、唾液等の生体試料は、DNA・RNA解析、遺伝子発現解析、ホルモン濃度の測定等のために研究室内で処理されます。

    

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